大関稀勢の里(26=鳴戸)が4日、ヨガのような独特の動きの深呼吸で体調を整えた。愛知・長久手市の鳴戸部屋で、幕内高安、隆の山と32番取って、名古屋場所(8日初日、愛知県体育館)へ向け、汗を流した。稽古の最後に深呼吸をする際、(1)手の甲を腹の前で合わせて(2)胸の前で両手を水平にし(3)両手のひらを外側に開いて(4)万歳しながら息を吐く、という動作を繰り返した。「交感神経を刺激する。勉強しながら覚えました」。約5年前から取り組み、効果的に体を落ち着ける狙いがあるとみられる。体調については「今日くらいからいい」と話し、4日後の初日へ準備を進めた。