ソフトバンクの逆転Vロードが険しさを増した。後半戦の反撃を目指しながら、ここまで13試合で5勝5敗3分け。白星を積み上げることができず首位オリックスとは6ゲーム差となった。日刊スポーツ評論家の浜名千広氏(51)は課題の得点力不足の解消へ向け、大幅な選手の入れ替えを提案した。
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ソフトバンクが厳しい状況に追い込まれてしまった。首位オリックスとの3連戦は1勝もできず2敗1分け。シーズン後半戦の反撃どころか、目標とする逆転優勝へ首位とのゲーム差は今季最大の6と開いてしまった。
主砲グラシアルや守護神森の故障。ここにきて抑えを務めた岩崎や周東までもが離脱。シーズンを通して故障者に泣かされてきた。チームが波に乗れない1つの要因でもあるが、正念場を迎えた今は、もう総力戦でぶつかっていくしかない。
オリックス3連戦を見ていても、課題は明白。攻撃陣の得点力不足だ。リードオフマンの出場を続けている三森も疲れが見え始めているし、東京五輪に出場した柳田、甲斐はオリンピックからの疲労が蓄積しているように見える。2番起用している牧原大と三森の1、2番コンビの入れ替えも1つの手だろうし、何より思い切った打順の組み替えも必要だろう。オリックス3試合では7番、8番に松田、今宮、アルバレスを日替わり起用しただけ。大きな組み替えはなかった。現状で得点力増が望めないのであれば、思い切って大幅改造を進める必要があるのではないだろうか。
打線の改造となれば、2軍との選手の入れ替えが必要だ。それもガラリと陣容を変えるくらいの思い切った入れ替えを断行するべきだろう。シーズンを勝ちきるためにはベテラン、中堅、若手の融合が大切と言われるが、もうそんなことはかまってはいられない。ファームでは上林、柳町、リチャードらがしっかりと調整している。「世代交代」という厳しい視点にも立ちながら、野手陣の編成を考える時が来たのではないだろうか。(日刊スポーツ評論家)




