プロ野球開幕が目前に迫った。今季、リーグ3連覇&2年連続日本一を目指すソフトバンクのチーム調整はどうなのか。日刊スポーツ評論家の浜名千広氏(55)がホークスの現状を分析。不安視された先発陣の再構築も復活を期すカーター・スチュワート投手(26)、新外国人の徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)の助っ人右腕の存在でメドが立ったと期待を寄せた。

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-いよいよ開幕まで3日後に迫った。ホークスの現状をどう見ている

浜名 まずは投手陣ですかね。有原が抜けた先発陣がどうかなと。でも、先発、中継ぎ、抑えを含めて投手陣はある程度そろった、メドが立ったというところでしょう。

-再構築を模索した先発投手陣は

浜名 スチュワートと新外国人の徐が未知数だったのが、オープン戦で好投。きっちり開幕ローテにも入ったし、2人に頼っていきたい。スチュワートは昨年はケガのためにシーズン登板はできなかった。復活へ向けた強い気持ちもあるだろうし、一昨年は9勝を挙げた実績もある。開幕を迎える時点で、エース左腕のモイネロに先発の駒が足らないから「早く戻ってきてくれ」という状況を作らなかったことが大きい。2人の存在でローテ編成に慌てる必要がなかった。先発投手が4人いればシーズンはどうにかなるが、この時点できちんと6人が決まったのは大きい。さらに、モイネロも戻ってくるわけだから。

-中継ぎ陣も4年目の木村光が初めて開幕切符をつかんだ。

浜名 木村光はロング登板もあるし、勝利の方程式の「7回」を任せられるような存在。右肘を手術した藤井の穴を埋められるのではないか。不安要素は左のワンポイントかな。大江、新加入の中村稔も1軍に残れなかった。ブルペンの左腕はヘルナンデスしかおらず、そこが気になるところ。まあ、それでも投手陣全体を見れば、抑えに杉山もいるし、全体的に形は整ったと言っていい。

-野手陣では遊撃争いも今宮が開幕スタメンの可能性大となった。

浜名 開幕はショート今宮で行くと思う。ただ、シーズン通してとなると内野の布陣は野村を中心にまわっていくのではないかなと思う。

-4番打者はどうなるか

浜名 「不動の4番」という感じでは決めないのではないか。山川もオープン戦初戦では5番スタート。柳田も首痛の影響があるし、決め手に欠くというのもあるが柔軟に対応していくのではないだろうか。その方が今の状況には合っているように感じる。

-昨年は1番打者の固定が課題の1つではあった

浜名 オープン戦の最終4試合は1番柳町を試していたが、理想は1番周東、2番近藤か、柳町ではないだろうか。近藤も柳町も粘れるし、周東を塁に出した後、相手投手がもっとも嫌がる打者となる。2人ともあっさりとは終わらないから2番、3番と続けてもいいのではないだろうか。【構成=佐竹英治】

木村光(2026年3月撮影)
木村光(2026年3月撮影)