23日、東洋大が東都大学野球春季リーグで2季ぶり20回目の優勝を遂げた。6月10日からの全日本大学野球選手権(神宮、東京ドーム)で日本一を目指す。「やっぱりうれしいですね母校が優勝するのは。刺激にもなります」と同大OBで12年卒のオリックス小田裕也外野手(29)が後輩の奮闘に笑顔をみせた。
小田は大学4年時の11年6月12日、神宮で行われた慶大との全日本大学野球選手権決勝に1番中堅で出場。1-1の同点で迎えた延長10回裏、無死一塁で福谷(現中日)から右翼越えの劇的なサヨナラ弾を放ち、チームを連覇に導いた。「すごい思い出に残る1本でしたね。決勝まではすごく日本選手権は調子が悪かったので。本塁打だけではなくて。自分にとっても気持ち的な部分でも成長できた試合でした」と感慨深げに話した。
東洋大は劇的サヨナラ勝ちした11年を最後に、同選手権での日本一から遠ざかっている。小田は「毎年期待はしているんですけど、優勝してほしいですね。東都(リーグ)を背負ってということもありますし、どこの大学にも負けてほしくない。どちらかというと東都を勝ち抜く方が難しいので。今回優勝したことで自信にもなると思う。プライドというか責任とかを持って戦ってほしいですね」と後輩にエールを送った。
小田は今季開幕スタメンを勝ち取るも、「左ハムストリングス筋損傷」により4月7日に出場選手登録を抹消。約1カ月半のリハビリ期間を経て、19日に復活を果たした。22日ロッテ戦(京セラドーム大阪)では自身プロ3度目のサヨナラ打を放った。25日現在で得点圏打率が4割を超えるなど、勝負強さが際立つ。
チャンスの場面での心がけについて小田は「逆にチャンスを意識している打席はあんまり打てていないので、何も考えてなかったり、投手との勝負に集中していることが多いですね」と明かした。
母校の快進撃に刺激を受けた小田が、大学日本一を決めたサヨナラ弾以来の劇的な1発をプロで放つ日もそう遠くはないかもしれない。【オリックス担当 古財稜明】




