ヤフオクドームでのナイター取材が終わり、球場を出るのが深夜12時前。帰宅して、まずはストレッチポールで体を軽くほぐす。最近マイブームである丸美屋の麻婆豆腐(大辛)を作り、焼酎を飲みながらアニメを見る。ようやく布団に入り眠りにつくのが大体2時ごろだろうか。スマホに入れている睡眠アプリを確認すると、平均睡眠時間は4時間台となっていた。

寝ることもプロの仕事。ソフトバンク松田宣浩内野手の話に驚かされた。松田宣は119試合終了段階で、チームでただ1人全試合スタメンを継続中。故障者が多く出た今季、ここまで首位を走る大きな原動力であることは間違いない。15年からは4年連続で全試合出場も続けている。年齢も36歳とベテランに差し掛かる松田宣に、健康の理由を聞いたときのことだった。「寝ること。動かないこと」。答えは至ってシンプルだ。「12時間は寝ますよ。寝られない、寝るのがきついと思ったことはない。野球であれだけ体を使っているのでね。メリハリを付けることが大事。12時間寝ることで、それでやっと疲れが取れて、ケガせずにプレーできていると思っている」。松田宣の言葉からは、プロである以上、睡眠に時間を割き体を休めることも当然の務めだという自負、責任感が伝わってきた。

今日(27日)は今季初めて試合が雨天中止になり、時間に余裕ができた。焼酎をいつもより1杯減らし、30分長く寝てみようか。選手たちに負けじと、いい原稿を書くためにも。【ソフトバンク担当=山本大地】