<ソフトバンク6-5日本ハム>◇27日◇みずほペイペイドーム
開幕からバチバチのバトルと言えば聞こえがいいが、緊迫した投手戦を予想していただけに、ソフトバンク上沢、日本ハム伊藤の両先発の投球は少しばかりさびしいものがあった。
やはり開幕ゲームは独特の緊張感が支配してしまうものなのだろう。上沢はプレーボール直後に栗原の失策があって、清宮に先制の1号2ランを被弾。2死後には万波にも1発を献上して3点をリードされた。一方の日本ハム伊藤も2、3、4回と3イニング連続して栗原、近藤、山川に3発被弾。両軍合わせて4回までに5本塁打が飛び出す空中戦。「しょっぱなからいきなり(本塁打が)2本だもんなあ。まあ、それにしてもよくついていって追いついたよ。(開幕戦を)勝つと負けるとでは大違いだね」。試合後の王会長も苦笑いだった。終わってみれば終盤8回、牧原大の右翼への犠飛が決勝点。ソフトバンクにとっては、3点差逆転勝利だけに、大きな1勝になったことは確かだ。
それにしても、小久保&新庄の同学年監督のライバル心は開幕カードの盛り上がりをあおっている。開幕前日(26日)の会見でも丁々発止の“舌戦”を展開していたが、いきなり開幕第1ラウンドからノーガードの打ち合いのような展開には両チームのファンもしびれたことだろう。ただ、ホークスに力勝ちの印象はなかった。
日本ハムの手ごわさは白星をつかんでも王会長には強く印象に残ったようだった。「(日本ハムとの戦い)楽じゃないよね。去年以上に大変だよ。今シーズンを暗示するような試合だったね」。そう言って何度もうなずいた。ソフトバンクになってリーグ3連覇の夢は12年、16年の2度、日本ハムに阻止されている。開幕先勝と言っても気を抜ける相手ではない。




