勢いよく薄桃色の花びらを咲かせ始めた福岡の桜の勢いに乗ってか、ソフトバンクが開幕3連勝を飾った。宿敵・日本ハムを蹴散らして新シーズンは最高の船出となった。
「終わってみれば3連勝か。まあ、まだ始まったばかり。シーズンは長いからね」。勝利に沸くスタンドの歓声を背にドーム通路に出てきた王会長は笑顔だった。
昨年までホークスの「エース」として君臨した日本ハム先発有原を打線が攻略。4回まで10安打を放ち7得点。因縁対決も強力打線は容赦なかった。3戦連続の逆転勝利。2回に万波の1発などで2点を奪われたが、直後に3点を挙げると、リードを保ってスイープした。昨シーズンの開幕カードは本拠地でロッテにまさかの3連敗を喫した。さらに主力選手の故障禍も重なってシーズン序盤は低空飛行を続けた。ようやく借金生活から解放され、貯金を手にしたのが5月20日の日本ハム戦(エスコンフィールド)に勝利した43試合目だった。さらに貯金「3」に手が届いたのは交流戦に入った6月5日の中日戦(みずほペイペイドーム)に勝利した53試合目だ。苦しかった昨年を思い返すと、やはり開幕3連勝のアドバンテージは大きい。
とはいえ、好スタートにも慢心はないようだ。今宮は日本ハムとの開幕3試合を振り返って言った。「ウチが3つ勝ったけども、日本ハムはやっぱり強いという印象でしたね。3試合とも、どっちに勝利が転ぶかわからない展開だったと思う」と警戒心をさらに強めた様子で「まだ3試合だけですからね。日本ハムはまだチーム全体が目覚めていないという感じですかね。(今後のシーズンも)昨年のCSファイナルみたいな戦いになると思う」と言って口元を引き締めていた。




