2年連続10度目出場の盛岡大付(岩手)が、大会第2日の第1試合で昨夏の覇者・作新学院(栃木)と対戦する。

 高校通算60本塁打を誇る、主砲の植田拓外野手(3年)は「最高の相手です」と闘志をたぎらせた。今春のセンバツ2回戦でも昨春の覇者・智弁学園(奈良)と顔を合わせた。関口清治監督(40)は「前回の覇者と最近、よく当たるなという思いです」と話した。

 センバツでは智弁学園を破って、春夏通じて初めて8強入りした。今夏も作新学院を破れば、まさに連覇キラー。チーム打率は昨夏の岩手大会と同じ3割9分5厘だが、植田の4発を筆頭に本塁打数は1年前より8本も多い10本と破壊力を秘める。主将の比嘉賢伸内野手(3年)は「打ち負けたくない」と、打撃戦に自信を見せた。