初優勝を目指す日本代表が、タイブレークの延長11回、オーストラリアにサヨナラ勝ちを収めた。1死満塁で3番の安田尚憲内野手(3年=履正社)が中前安打を放ち試合を決めた。

 試合を終えた安田は「日本の勝利に貢献できてうれしい気持ちです。チーム全体で粘っていたので、何とか1本、どんな形でもいいからと思っていた。ここまでチームに貢献できていなかったので、貢献できてうれしい」と笑顔をみせた。

 この日は6打数3安打2打点とようやくバットも振れてきた。延長タイブレークに入り投手陣がピンチを背負いながらも何とか無得点でしのぐ姿を意気に感じていた。

 「ピッチャーが粘って粘って(延長)2イニング無失点に抑えていたので、バッター陣が頑張って1本何とかしないといけないなと思った。1本出せてうれしい。頼もしいメンバー20人がそろっているので、どことやっても負けないと思う。世界一まで1歩ずつ歩んでいきたい」とナインの気持ちを代弁した。