東海大相模が8強一番乗りした。7番渡辺が2ラン本塁打を含む3安打で4打点を挙げた。打線は2戦連続2ケタ安打と、強力打線で頂点に駆け上がった前回出場の11年同様の強打を見せつけた。

 ともに初戦2回戦を2ケタ安打で突破した。静岡は初戦の駒大苫小牧戦で84球完封の春が先発。東海大相模は初戦登板のなかった左腕野口が先発した。

 先制は東海大相模。2回、走者を1人置いて7番渡辺が右翼ポール際へ大会10号となる2ラン本塁打を放った。

 東海大相模は4回に追加点を挙げる。1死一、二塁で渡辺が一、二塁間を破り、1点。相手守備の乱れでさらに1点が入り、4-0とリードを広げた。

 静岡は5回から先発春から左腕・鈴木翔に継投。表の東海大相模を0点に抑えると、その裏に反撃。2死満塁で1番村松が四球を選び、押し出しで1点を返した。

 東海大相模は終盤の8回、渡辺の犠飛などで3点を追加した。

 静岡は初戦で13安打を放ったが、東海大相模の継投を打ち崩せなかった。