今春のセンバツに21世紀枠で出場した由利工が7-1で秋田南を圧倒し、初戦を突破した。先発したエース右腕の佐藤亜蓮投手(3年)が9回完投し、4安打9奪三振1失点と好投した。コールド目前の7回2死三塁から三塁内野安打で1失点しながらも「5、6割の力で抑えることができた。思った通りにコースにいった」と余裕を見せた。

 この日は、キレていたスライダーを多投し、センバツ日大三(東京)戦で効果があったカットボールを少なめにした。相手校のスピードガンで計測した直球は自己最速に2キロ及ばない141キロ。「甲子園は最高の舞台だった。春は東北大会までいって、甲子園にまた戻りたい」と意気込んだ。