全国高校野球選手権大会が100回大会を迎える2018年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。元球児の高校時代に迫る「追憶シリーズ」の第18弾は谷繁元信氏(46)です。生まれ育った広島から島根・江の川に入り、生涯をかけて守るキャッチャーに転向します。3年生の島根大会では5試合連続7本塁打の記録も打ち立てました。球史に残る名捕手が、どんな高校時代を送っていたのか。全12回でお送りします。


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高校時代を振り返る谷繁氏
高校時代を振り返る谷繁氏

◆谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)1970年(昭45)12月21日、広島県生まれ。江の川(現石見智翠館)では87、88年夏の甲子園に出場。8強入りした88年は島根大会全5試合で計7本塁打を放った。同年ドラフト1位で大洋(現DeNA)入団。98年の日本一に貢献し、01年オフにFAで中日移籍。中日ではリーグ優勝4度、07年日本一。13年に捕手として3人目となる通算2000安打を達成。14年から選手兼任監督となり、15年に引退するまでプロ野球記録の3021試合に出場。16年に監督専任となり、今季から日刊スポーツ評論家。プロ通算2108安打、229本塁打、1040打点、打率2割4分。現役時代は176センチ、81キロ。右投げ右打ち。