智弁和歌山が、明徳義塾から3度目の挑戦で初勝利を飾った。

0-1の7回、大会タイ記録の1イニング3本塁打で逆転した。

明徳義塾は初回2死満塁の好機で、6番小泉航大内野手(3年)が三振を喫し、先制機を逃した。

智弁和歌山は2回2死無走者から、初戦で適時打2本の活躍を見せた6番東妻純平捕手(3年)が二塁打を放つも、後続が続かず無得点。

明徳義塾は5回2死二塁から、鈴木大照外野手(2年)が中前適時打を放ち先制点を挙げた。

智弁和歌山は6回からエース池田陽佑投手(3年)が登板し、3者凡退に抑えた。

智弁和歌山は7回、1死無走者から、8番池田が二塁打で出塁。相手の失策で1死一、三塁とし、1番黒川史陽内野手(3年)の遊撃内野安打で同点とした。続く2番細川凌平外野手(2年)が勝ち越し3ランを放ち、さらに2死一塁から5番根来塁外野手(3年)の2ラン、東妻がソロ本塁打を放ち、この回一挙7点を挙げ、試合をひっくり返した。

8年ぶりに3回戦進出を決めた智弁和歌山は16日第2試合で星稜(石川)と対戦することになった。今大会最年長の馬淵史郎監督(63)率いる明徳義塾は、智弁和歌山に甲子園で初めて敗れた。

◆2者連続本塁打 智弁和歌山の根来、東妻が記録。17年の安原、山口(天理)が明豊戦で記録して以来通算24度目。