春4強の県太田が理想の野球で明和県央を9-0で破り、7回コールド勝ちを収めた。

3回、1番糸井達輝中堅手(3年)が四球で出塁したのを皮切りに、打者一巡の猛攻で5得点のビッグイニングを作り出した。先制適時打を放った沢田大和主将(3年)は「真っすぐを待っていました。“声”で相手を崩して流れを引き寄せるのが自分たちの持ち味。やりたい野球ができたと思います」と満足げな表情を浮かべた。

チームはとにかくベンチで大声を出して盛り上がる。7回11奪三振完封の好投を見せた大館陽七薫投手(3年)は、「ベンチの声の大きさは県内一です」と力強く話す。味方の走者や打者を鼓舞する大きな声援が飛び交い、相手を飲み込んでビッグイニングを作り出す。「流れ」を引き寄せ勝つという理想の野球で、快勝発進した。