佐渡勢同士の対戦は佐渡が3-1で佐渡総合に逆転勝ち。エース金子凌太朗(3年)が6安打1失点で完投。打っても0-1の7回表に同点の中前打で、逆転の口火を切った。

金子凌が投打でチームを勝利に導いた。0-1の2死満塁で中前に同点打を決めると一塁でガッツポーズを見せた。「同点だったが、思わず出てしまった」と笑顔。この一打で流れをつかんだ打線は直後に四球の押し出しで勝ち越すと、中川龍之介左翼手(3年)が中前打を放ち、1点を追加して試合を決めた。

打線を勢いづかせた金子凌は、エースとしても好投した。4回に先制点を許すが、失点はこの1点だけ。被安打6、8奪三振。最少失点で完投した。体重移動を意識した下半身のトレーニングを重点的に行ってきた。前日から新潟市内入りし、ブルペンで投球練習を行ったが、納得がいかなかった。宿舎に戻ると、棒を肩上に担ぎながらフォームをチェックし、この日に備えた。

佐渡総合とは何度も練習試合を組み、合同練習も行ってきた。「互いに切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲なので、佐渡総合の思いも背負って戦いたい」と17日の3回戦に臨む。【飯嶋聡美】