昨夏の県独自大会4強の弘前東・エース山谷謙之信投手(3年)が、投打で夏初戦突破を決めた。

粘りの投球だった。2-5の4回1死二、三塁。「心の準備はできていた」と3番手でマウンドに立った。内野ゴロ間に1点は許したが、打者2人できっちり抑えた。12-6の7回からは三塁の守備位置につくも、無死満塁のピンチとなり再登板。最初の打者に右犠飛で1点を返されたが、最少失点で踏みとどまった。8回には3連打で1失点も、力のある直球を制球し、後続を打ち取った。「ピンチの場面で最少失点に抑えることができた。持ち味の粘り強さを発揮できた」と胸を張った。

打っては3安打1打点の大活躍。8-6の6回1死満塁では、この試合3安打目となる内野安打で追加点をマークした。「打撃の状態は良い。広い視野で捉えることができている」と、好調ぶりをアピールした。

次戦は17日、シード校の八戸工大二と対戦する。