平城(へいじょう)は来年3月31日での閉校が決まっており、3年生10人部員が「最後の夏」を終えた。

先発寺山継介投手(3年)は2回まで5失点も、3、4回は無失点と耐えたが、終盤に力尽きた。「(無失点投球は)この後、点をやれない。何が何でも抑えるぞ、打たれてたまるかという気持ちでした」。7回コールド負けを喫したが、吉岡健蔵監督(60)は「最後まで元気を出して、あきらめずにやってくれてうれしい」と感無量の表情。客席には多くのOBが訪れ、最後の勇姿を見せた。