高崎健康福祉大高崎が逆転勝ちで接戦を制し、3年連続10回目の関東大会出場を決めた。関東大会は2連覇中だが、青柳博文監督は「先輩たちが成し遂げたこと。後輩たちは、まだまだこれからしっかり仕上げたい。まだ力不足なので、しっかり(チームを)整えたい」と話した。

先発の背番号1、加藤達哉投手(1年)は、桐生球場の高いマウンドにてこずった。2回までに3失点したが、3回以降は「地面にたたきつけるつもりで」腕を強く振り、球威が戻った。

1年生の粘投に、女房役が応えた。3-3で迎えた8回、先頭で清水叶人捕手(2年)が打席へ。変化球を狙っていたが、カウント2-0となり「直感で、直球を狙おうと思った」と変更。読みが当たり、3球目の直球を右翼スタンドの芝生席まで運んだ。通算14本塁打で、今大会2本目のアーチ。「手応えはあんまり。当たったと思ったので、全力で走っていたら歓声が聞こえたので、入ったんだと思いました」と振り返った。「よっしゃー!」と雄たけびを挙げながらベンチへ戻った。

関東大会に向けては「3連覇したいです」と宣言した。