拓大紅陵が初戦を5回コールドで快勝した。

先発の大役を任された1年生・竹内界翔(かいと)投手が、最速134キロの力のある真っすぐを軸に3回を2安打3奪三振で無失点に抑え、谷岡優也投手(3年)、加瀬幸也投手(3年)とつなぎ完封リレー。竹内は「緊張したけど、楽しく投げることができました」と強心臓ぶりを発揮。「次はもっとコースにしっかり投げたいです」と、次戦へ意欲を燃やした。

エース小堺心温投手(3年)、嶋田翔太投手(3年)の2枚看板は温存のまま。先発の竹内以外にも、1番に宮崎駆(かける)外野手(1年)、3番に今奏都(かなと)内野手(1年)と、新戦力を積極的に起用した和田孝志監督(51)は「バッチリでしたね。ベンチ入りの選手を経験させることができた。理想通りの発進」と笑顔を見せた。