14年夏以来の甲子園出場を目指す日大鶴ケ丘は、第3シードとして、19日に八王子実践との初戦(スリーボンドスタジアム八王子=午前9時開始予定)に臨む。ユニークな練習着で鍛錬を重ね、8年ぶり4度目の優勝を狙う。

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「日本一うるさい外野手」「心の鍛錬」「自己犠牲心」。日大鶴ケ丘の練習用ユニホームの背中には、そんなバラエティーに富んだ言葉が並ぶ。書かれているのは、選手それぞれの課題や目標。これは同校の伝統で、自ら油性ペンを手に取り、名前の横に書き込んでいる。

佐藤大翔(だいと)捕手兼一塁手(3年)の背中の言葉は「マウンドまでダッシュ」だ。以前試合中にタイムをとった際、ゆっくりとマウンドへ向かったところ、萩生田博美監督(49)から「早く行け!」と注意された。だらだらとした動きは、試合のリズムに影響を及ぼす。捕手としての心構えを記している。

自分の背中は確認できないように思うが、「ユニホームを着る時に必ず見るので問題ないです。だから絶対に忘れないんです」と力説する。プレー中は自分が見えなくとも、チームメートたちの目には必ず入る。背中の文字は、課題に取り組んでいるかの“相互チェック”の意味合いも兼ねている。

部員数はマネジャーを含めて総勢100人。ベンチ入りするメンバーは、自身の課題や目標だけでなく、試合に出られない仲間たちの思いも背負い、聖地を目指す戦いに挑む。【藤塚大輔】

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