秋田南が、昨夏の決勝で敗れたノースアジア大明桜に雪辱し、2年連続で決勝に駒を進めた。

秋田南は4-4の同点で迎えた4回。1死から2番菅原湊外野手(3年)が、三塁打で出塁する。続く3番梶原彩人内野手(3年)が初球打ち。遊ゴロの間に三塁走者が逆転のホームを踏んだ(記録は野選)。5回には2死二塁から中山蓮翔(れんと)投手(3年)の右前適時打で1点を追加した。

投げては、4回から2番手で登板した中山が6回を3安打無失点の好投。最速130キロ台の直球を軸とし、内外角のコースへと投げ分けた。奪った三振はわずか「2」。味方のバックを信じ、打たせて取った。中山は「落ち着いて、自信を持って投げることができたと思います」と納得の表情で振り返った。

春夏通じて初の甲子園へ、王手をかけた。決勝は21日、能代松陽と対戦する。石川聡監督は「学校の歴史を変えられるようにやっていきたい」と力を込めた。

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