今春16強の明星が、大正白稜に5回コールド勝ち。強打線で圧倒した。

初回、薩川直希外野手(3年)の適時三塁打で2点を先制。相手の暴投やエラーなどのミスにも助けられ、2回に3点、3回に5点を追加。4回までに11-0と大きく離した。

だが、大勝にも石川潤平主将(3年)の表情は厳しかった。「初戦の硬さが出てしまった。序盤は走塁ミスもあったし、バットも振れていなかった」。

だが、この夏に向けてやることはやってきた。「全員で声を出して、盛り上げて、雰囲気をつくるノックをしてきた。おとといは良いノックができて、試合に向けていい雰囲気で終われてたと思う。次も初戦だと思ってスイッチを入れ替え、全員で一つの勝ちに向けて進んでいきたい」と力を込める。

明星は、春夏合わせて12回甲子園に出場している伝統校。1963年(昭38)夏の甲子園では優勝も経験している。その重みについて、吉村卓也監督(50)は「ユニホームに袖を通したら分かる。自然とやらないといけないということは分かっているはず」とする。

課題も残した初戦となったが、それでも11得点で失点はない。50年遠ざかっている甲子園の舞台を目指し、まずは春季大会超えのベスト8へ突き進む。