聖光学院が昨夏の準々決勝で1-5と敗れ、夏15連覇(20年夏の独自大会も含む)を阻まれた光南に雪辱を果たし、3年ぶり17回目の甲子園出場を勝ち取った。

初回に1点を先制されたが、2回に2点を返しすぐさま逆転。4回に押し出し四球で同点とするも、5回1死一、三塁で安田淳平外野手(3年)が勝ち越しの3点本塁打を放ち再びリード。これが決勝点となった。打線の援護に応えたエース右腕・佐山未来(3年)が10安打3失点完投。144球の熱投で試合を締めくくった。福島の絶対王者・聖光学院の復活だ。

◆聖光学院 1962年(昭37)に聖光学院工として創立した私立校。77年から現校名。野球部も62年創部で、甲子園出場は春6度、夏は3年ぶり17度目。主なOBは巨人八百板卓丸、ロッテ佐藤都志也、阪神湯浅京己ら。福島県伊達市六角3。新井秀校長。