今春のセンバツに出場する九州大会準優勝の長崎日大は、6-2で春夏甲子園出場3度の私学強豪、筑陽学園(福岡)に快勝した。

最速141キロの1年生エース右腕、西尾海純(みいと)投手ら3人で2失点リレー。打っては、4番・平岩悠生内野手(2年)の高校通算6本目となる2点本塁打が出るなど、13安打で6得点を奪った。

西尾は「甲子園までにインコースの真っすぐを決める力を上げたい」という課題を意識した投球で、6回8安打2失点。ただ、冬場に習得した2種類のナックルカーブが効果的で、手応えを得た。

打線は、勝利した4日神村学園戦の2本塁打に続き、この日も本塁打が飛び出すなど好調。スライダーをとらえ、右越え2ランにした平岩は、甲子園を前の感触に「いい投手ばかりが来る。速い球に振りまけないようにやって行きたい」と意気込んだ。