センバツに出場する慶応(神奈川)が明石商(兵庫)と大会前最後の練習試合を行った。

0-2の2回、「5番三塁」でスタメン出場した清原和博氏(55)の次男、勝児内野手(2年)の第1打席。初球を捉え、高さ25メートルの外野ネットを超える左越え場外弾を放った。高校通算11号となるソロ。ゆっくりとダイヤモンドを回り、ホームで仲間とハイタッチした。

清原は14日の立命館宇治(京都)戦でも3ランを放つなど、3安打4打点と好調を維持している。延末藍太内野手(3年)もこの日4打数3安打2打点の活躍。チーム全体でも12安打と打撃力も上がってきている。

守っては3人の継投で明石商打線を4安打に抑えた。

○…主力組で臨んだダブルヘッダー1試合目を9-2で完勝し、本番前の最終実戦を白星で終えた。森林監督は「スクイズ、犠牲フライ、タイムリー、ホームランといろんな得点パターンができたのは、最終戦で手応えとして良かった」と納得の表情。「ミスしながらも、なんとか試合を崩さずにやるのがテーマ。勝ちに結びつけられたこの試合は大きい」と、強豪との初戦へ弾みをつけた。