第95回選抜高校野球大会で準優勝した報徳学園が2日、準優勝から一夜明けて兵庫県・西宮市内の同校で報告会を行った。正門前ではラグビー部や剣道部らの生徒や学校関係者、保護者らがナインを迎えた。

報告会で大角健二監督(42)は声援に感謝。「センバツ大会でも試合ごとに強くなって、不思議なチームだなと思ったのが実感です。あれだけの方が応援していただいて、本当にバックアップしていただいた。昨日(決勝)の8回。負けつつある雰囲気の中で、あれだけの大声援で1点取れた。8回始まる前に大声援を背に涙をこらえるのが必死だった。堀の涙から始まって、ここまで来られた代。また堀の涙によって、夏日本一を取り返してくれるだろうと思っておりますので、応援のほど、よろしくお願いします」と話した。

主将の堀柊那(しゅうな)捕手(3年)も壇上であいさつ。「自分たちは最弱世代と言われて始まった。こんなところまで来れると誰も思っていなかった。試合を重ねていく中で、自信や経験を積んでいい結果が生まれた。スタンドのみんなも悔しい思いを殺して、最高の応援をもらった。日本一で応えられなかったんですけど、応援は日本一だった。また一から切り替えて、全員で夏の甲子園日本一を目指して競い合ってやっていきましょう」と夏の日本一を誓った。