大垣日大が終盤の逆転劇で市岐阜商を下し、5年ぶり6回目となる夏の甲子園出場を決めた。

大垣日大は、初回に阪口慶三監督の孫である高橋慎捕手(3年)の犠飛で先制。4回には市岐阜商の5番・野村航汰外野手(3年)、6番・横山夢槻(ゆづき)内野手(2年)に連続適時二塁打を打たれて逆転を許したが、8回に高川莉玖(りく)内野手(2年)の左越え本塁打で追い付いた。

さらに四死球で2死満塁とすると、山田渓太投手(3年)が左前へ2点適時打。2点リードで迎えた最終回には、1点差に詰め寄られた後に1死一、二塁のピンチを迎えたが、エース山田が踏ん張って追加点を与えず、試合終了。大垣日大が岐阜の頂点に立った。

◆大垣日大 1963年(昭38)に大垣高校として創立の私立校。89年から現校名。生徒数は1057人(うち女子523人)。野球部は創立と同時に創部され、部員43人(マネジャーなし)。甲子園出場は夏6回目、春は5回。主な卒業生は中日橋本侑樹、筑波大柔道部監督の岡田弘隆ら。大垣市林町6丁目5番地の2。古田健二校長。