PL学園時代に甲子園で通算13本塁打を放った清原和博氏(56)の次男、慶応(神奈川)の清原勝児内野手(2年)はクーリングタイム直後の0-2の6回、先頭打者の9番・鈴木佳門投手(2年)の代打で登場した。球場からは「おお!」と歓声と大きな拍手が沸き起こった。「すごい歓声をいただいて、本当に球場全体に応援していただけてるっていう風に感じました」と振り返った。

結果は5球連続で見逃し、フルカウントから6球目を投ゴロだった。

打線は後続がつなぎ、1死満塁から4番加藤右悟外野手(2年)が左中間を破る逆転の適時二塁打を放った。さらに2点を加え、東恩納は降板。その後も打者一巡の猛攻で、清原に2死二塁から2打席目がまわってきた。2ボール1ストライクからの4球目を打って三ゴロに倒れた。

チームは103年ぶりの快挙を成し遂げた。清原は「特に103年とかは自分たちは考えてないんですけど、ベスト4に入れて良かった」と話した。前日は父和博氏の56才の誕生日。「おめでとう」と祝福の電話をした。「『頑張ってこい』と言われたので今日1本打ちたかったんですけど、打てなかったので、次は打てるように頑張ります」と語った。