夏連覇を目指す仙台育英(宮城)が花巻東(岩手)との東北勢対決に快勝し2年連続の4強入り。史上7校目の連覇へあと2勝とした。21日の準決勝で神村学園(鹿児島)と対戦する。

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甲子園史上に残る「安打製造機」がまた打った。仙台育英・橋本航河外野手(3年)が2安打を放ち、昨夏から2大会で通算22安打。夏の通算安打は小沢章一(早実)の21本を抜き、歴代5位に浮上した。昨夏の準々決勝(対愛工大名電)からは7試合連続2安打以上。2年にまたがっているとはいえ、夏の通算7試合連続マルチ安打は史上初めてになる。これまでは91年大野倫(沖縄水産)、03、04年糸屋義典(駒大苫小牧)、10年国吉大陸(興南)の6試合が最長だった。

マルチ安打の回数は8度となり、清原和博(PL学園)と大野の最多9度にあと1度と迫った。どんな相手からもコンスタントに打つ。1試合3安打以上を5度は既に最多の清原と中村奨成(広陵)に並んでおり、新記録の6度目を狙いたい。【織田健途】