大阪桐蔭(近畿・大阪)がコールド負け寸前の完敗で初戦敗退した。史上初の3連覇はならなかった。

西谷浩一監督(54)は「近畿まではうまく勝ち上がっていけたが、足りないことがいっぱいあった。それが露呈しましたね。新チームで初めて負けたので、受け止めないといけない」と淡々と振り返った。

雨上がりの人工芝という特殊な状況だった。「(関東第一は)人工芝の利点を生かした打撃をやっていましたね。うちは簡単にフライを上げていた。その差だと思います。相手と同じ条件。頭に入れないといけなかった」と意識の違いを一因に挙げた。

守備では5失策。ゴロの処理、送球ミスがことごとく失点につながった。「人工芝で5失策していたら、土の甲子園では話にならない」と手厳しかった。

前人未到の快挙を狙った秋の戦いは終了。「年内の最後の大会ということで、1試合でも多くやりたいと全力で取り組んできました。近畿大会を含めて総括して、反省しながら来年に向けてやらないといけない」と危機感も漂わせた。

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