第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)に21世紀枠で出場する別海が15日、京都府八幡市の石清水八幡宮を訪れ、必勝祈願を行った。選手やスタッフが祈祷(きとう)を受け、捕手の中道航太郎主将(3年)が玉串奉納した。神聖な場所でもらった力を甲子園での1勝につなげる。

玉串奉納では中道主将が慣れない手つきで、玉串を神前にそなえた。初めての経験に「緊張したんですけど、勝ちたいという気持ちでやったので、勝てると思います」と初戦突破へ気持ちを高めた。

この日、インフルエンザにかかり離脱していた波岡昊輝外野手(2年)がチームに合流した。祈祷後に引いたおみくじには「不安定な運勢であるが、心がけ次第でどうにでもなる大切な時である」と記されていた。1番を任されながらも練習試合にも出られず、もどかしい日々を過ごしたが、大会前の限られた時間で遅れを取り戻す。「チームに迷惑をかけた分、自分らしいプレーを取り戻したい」と試合を見据えた。

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