第107回全国高校野球選手権大会が5日、阪神甲子園球場で開幕した。猛暑が続く今夏、開会式は史上初の午後4時にスタートし、昨夏優勝の京都国際(京都)を先頭に全49校が入場行進した。
初日は開会式後に、1試合を行う。創成館-小松大谷戦は午後5時半開始のナイター仕様。選手や関係者の負担軽減に本腰を入れた。
昨年から始まった「2部制」は6日間に拡大され、午前、午後ともに終了時間を設定。第2試合では午後1時半を過ぎると新たなイニングに入らず、同45分で終了していなければ「継続試合」になる。また、夕方も午後10時を過ぎて新たなイニングに入らない。
試合中の5回終了後の「クーリングタイム」は従来の10分間から8分間に短縮されたが、スポーツドリンクやアイススラリー(シャーベット状ドリンク)で身体を芯から冷やすよう促していく。栄養面でも進化を遂げ、前回大会から取り入れた補食はアップデート。「おにぎりを増やしてほしい」「全試合で同じ補食があるとありがたい」といった選手たちの要望に合わせる形で、100%果汁やゼリータイプの栄養食品のほか、おにぎりとパンと充実のラインアップだ。
選手だけでなく審判たちも暑さと闘う時代。審判たちも異例の“白装束”で臨み、白シューズに白帽子で日差し対策を強化。また、応援団が集うアルプス席付近には今年から業務用のダクトクーラーを新設。日よけテントやミスト扇風機を置くなど対応を図った。
選手、審判、応援団にも手厚いサポートは、熱中症予防へ強い覚悟の現れだ。107回を数える真夏の球宴。時代に合わせ柔軟に変化を遂げ、いざ幕を開けた。

