<全国高校野球選手権:二松学舎大付7-5海星>◇15日◇2回戦

 夏の甲子園初出場の二松学舎大付(東東京)が、1年生バッテリーの活躍で初勝利を挙げた。

 背番号12の今村大輝捕手(1年)は7番で先発出場。2点適時打を含む4打数3安打と大当たり。

 そして背番号18の左腕、大江竜聖投手(1年)が見事なリリーフを見せた。5回2死満塁のピンチで登板。先頭打者に押し出し死球を与えてしまったが、その後は130キロ台後半の直球とパームボールのような握りから投げるスライダーで相手打線を圧倒。度胸満点の投球で、4回1/3を1安打無失点に抑え勝利投手になった。

 今村は「試合になったら学年は関係ありません。まさかこんなに打てるとは思いませんでした。来た球を打っただけです。これからも泥くさくプレーしたいです」と1年生とは思えない冷静な口調で試合をふり返っていた。