<高校野球・秋季近畿大会:天理1-0PL学園>◇2日◇決勝◇西京極

 天理(奈良1位)がPL学園(大阪1位)にサヨナラ勝ちし、17年ぶり6度目の秋の近畿王者になった。無得点の延長11回1死満塁、西浦直亨(なおみち)内野手(2年)がサヨナラ打を放った。今大会初登板の中山貴博(2年)は11イニング無失点。「7回から体力的にも精神的にもしんどくなった。みんなの声に励まされ、乗り切ることが出来ました」。136キロの直球と縦のスライダーを有効に使い、8安打を打たれても連打、決定打を許さなかった。超攻撃型の打線に加え、投手層の厚さも見せつけて頂点に立った。