<高校野球埼玉大会:朝霞6-5市川口>◇17日◇3回戦◇朝霞市営

 朝霞が市川口との引き分け再試合を制した。9回裏に1点差を追いつかれ2日連続の延長戦。

 11回に宮崎圭祐外野手(3年)の左越え三塁打でチャンスをつくり、1死三塁から吉田誠吾内野手(2年)の中犠飛で決勝点を奪った。朝霞が夏の大会で15回引き分け再試合に臨んだのは今回が3回目。04年に西武台を破ったが、08年には市川越に敗戦し、通算2勝1敗とした。

 2日間26回、合計5時間26分の激闘を終えた宮川浩之監督(50)は「疲れました。夏の再試合で勝ち越せました」と話した。再試合の極意については「負けられないので、どうしても硬さが出る。ミスが出ても後に影響しないようにすること」と説いた。前日10回を投げ、この日3回途中からロングリリーフしたエース菊島翼投手(3年)は「本当にうれしいけど、19日に試合があるので調整していきたい」と気を引き締めていた。