<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇6日◇フェスティバルホール
大会NO・1投手の呼び声高い「大谷2世」、最速150キロ右腕の松本裕樹投手(3年)擁する盛岡大付(岩手)は優勝候補の東海大相模(神奈川)と、第6日第3試合で対戦する。
今秋ドラフトで1位候補に挙がる150キロ右腕の相手は、故郷神奈川の代表校に決まった。神奈川大会タイ記録の11本塁打をマークし、いずれも最速140キロ台の4投手をそろえる優勝候補との対戦に、「うれしい気持ちではないです…」と思わず苦笑い。午前の練習を終え、昼寝をしてから抽選会場へ入ったが、眠そうな顔が一気に引き締まった。
中学まで神奈川で育った松本にとって東海大相模は「非常に強いイメージ」。
現チームの情報はほとんどない状態だが、「点は取られたくない。最小限に失点を抑えれば勝てる」と自信ものぞかせた。常に力を抜き、ひょうひょうと投げるのが松本のスタイルだが、「強い相手だと気持ちが上がる。空回りしないようにしたい」と全力投球が見られそうだ。関口清治監督(37)も「本気で投げるはず。甲子園はゾーンも広いし、制球のいい彼の良さを出してほしい」と期待した。
4番としてバットでも勝利を導くつもりだ。神奈川決勝で20奪三振を記録した2年生の吉田凌は大会前から気になる存在だった。「三振を取られるのでそれに対し、しっかり対応していきたい」と打ち崩す気満々だ。打って投げてと「二刀流」の活躍で、チームに夏初勝利をもたらす。【高場泉穂】
◆松本裕樹(まつもと・ゆうき)1996年(平8)4月14日、横浜市生まれ。南瀬谷小1年で軟式チーム南瀬谷ライオンズで野球を始める。南瀬谷中では瀬谷ボーイズに所属。高校では1年春からベンチ入り。12年夏甲子園でもメンバー入り。13年春のセンバツ1回戦の安田学園戦に先発し9回途中3失点、敗れた2回戦の敦賀気比戦では2番手で4回2/3を無失点。183センチ、80キロ。右投げ左打ち。高校通算本塁打は54本。家族は両親、兄、弟。血液型A。
▼盛岡大付は昨年センバツで安田学園に勝ち甲子園初勝利を挙げたが、夏の大会は未勝利で7連敗中。夏の甲子園で初出場から7連敗は、八戸(青森)海星(長崎)の各6連敗を上回る最多記録。


