<高校野球千葉大会>◇16日◇3回戦

 春の県大会ベスト4の浦安が、昨夏の覇者八千代東を4-2で撃破した。エース左腕の会沢崇(3年)が9回7安打9奪三振2失点と好投。2点リードの9回、2三振を奪い勝利を決めると「よっしゃあ!」とほえた。「気持ちで負けたくなかった。投球内容は4四球あったから60点。自分で自分を苦しめてた」と反省しながら余韻に浸った。

 02年、千葉県の「中高人事交流制度」で浦安中から赴任した大塚知久監督(50)は「カーブの切れと制球が良くない。9回裏の投球が一番良かった」と振り返った。同監督は浦安中で県大会を2度制覇した実績がある。中学、高校での監督の違いに「ボールが違うだけ。野球の前に規律を守って初めて勝てる」と真剣な表情で話した。今春、木更津総合、成田などを倒した力は本物。目標の「全国制覇」の前に、まずは浦安旋風を千葉で起こす。【峯岸佑樹】