パ・リーグ新人王候補の楽天茂木栄五郎内野手(22)が初の「1番遊撃」で先発し、6回に右前打を放った。

 最後のアピールに向け、打席を増やしたいという梨田監督の計らいで打順を変更。ロッテ2番手の藤岡から快音を響かせ、球団の新人安打記録を118に伸ばした。「前回の試合後に監督から1番を告げられました。チャンスを与えていただき、うれしく思います。1番は試合の入り方が違うので得意ではなく、今日の結果では満足できませんが、今後1番を打つこともあるかもしれないので、この経験を生かしていきたいです」と振り返った。

 左のふくらはぎをつったため、8回の守備から途中交代。「僕は出るつもりでしたが、交代でした。練習不足です。せっかく1番でも、途中交代したら意味がない。明日は最終戦なので、最高の準備をして臨みたいです」と誓った。