西武は8日、育成選手の木村昇吾内野手(37)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は「121」から昨季まで背負った「0」となる。

 木村昇は広島からFA宣言し、昨年2月にテスト生を経て入団。同7月に、断裂した右膝前十字靱帯(じんたい)の再建手術を受け戦線離脱し、育成選手として再契約していた。

 リハビリを経て、今季は2軍戦で37戦に出場し、打率2割1分1厘、1本塁打、4打点。守備では一塁、二塁、三塁、遊撃で出場していた。15年目のシーズンに向け「(支配下契約は)本当にうれしい。ここまでサポートして頂いた関係者の皆さんに感謝したい。これからもやっていくことは変わりませんが、チームの勝利に貢献していきたい」と決意を新たにしていた。

 鈴木球団本部長は「チームの活性化を考えれば、(支配下契約に)一番いい時期。(7日巨人戦で)中村が左脇腹を痛めたこともあって、いいタイミングかなと思う」と期待を込めた。