ロッテは西武の3投手に7安打と抑えられ、完封負けを逃れるのがやっとだった。9回にペーニャの適時打が出たが、8回まではゼロ行進。5回は1死二、三塁、6回は2死一、二塁と好機をつくっただけに、伊東監督は「同点に追いつくチャンスで点が取れれば状況は変わったと思うけど」と嘆いた。

 貧打を打開すべく、ペーニャとパラデスの外国人2人をスタメンから外し、井口と福浦のベテランを起用した。「打線をいじったり、点が取れるように工夫はしているけど、全体的に調子が落ちてきた。その中で井口は自分の仕事をしてくれている。4番を打たせたけど、年齢的なものあるので長くは使えないけど、最終手段というかベテランに頼るしかない」と伊東監督。井口は6回にバットを折りながら右前打、福浦も5回に通算1950安打目となる右前打を放った。

 7回途中まで5安打3失点の先発二木については「頑張って粘りの投球をしてくれたけど。なかなか打線が点を取れないで、最後は疲労が出てきたけどまあまあ。前回西武戦でやられていたので、十分注意しながら攻めていた」と評価していた。