今季は20試合に先発し、自己最多タイとなる13勝を挙げ、防御率1・87と投手陣の屋台骨を担ってきた。ローテーションから1度も外れることなくフル稼働。登板回避は体調不良を訴えた昨季のDeNAとのCS第1ステージ以来となる。残り30試合となり、エースが仮に離脱となれば、CS争いに大きな影響を及ぼすことになる。

<菅野の主な故障>

 ◆14年8月4日 右手中指の腱(けん)の炎症で、プロ入り初めて出場選手登録を抹消された。7月16日ヤクルト戦で二ゴロを打った際に負傷。負傷後もオールスターと後半戦2試合に登板したが、患部の状態が回復しなかった。

 ◆同23日 2軍調整中に腰の違和感のためブルペン投球を回避。

 ◆同10月2日 ヤクルト戦で右肘靱帯(じんたい)部分損傷のため、2回降板。翌日に登録抹消され、CSファイナルステージに登板できず。

 ◆15年5月31日 首痛のため登録抹消。6月10日復帰。

 ◆16年8月5日 広島戦で左足親指の爪と皮膚の間にできた血まめがつぶれ、4回降板。翌日登録抹消。