阪神ドラフト1位の大山悠輔内野手(22)が、プロ初の4番起用に応える先制二塁打を放った。3回2死一、二塁。カウント3-0から、中日笠原の内角カットボールを迷わずに振り切った。鋭いライナー性の打球を左翼線に弾ませ、二塁走者を悠々と生還させた。

 ▼ルーキー大山がプロ初の4番に座り、3回に先制の適時二塁打。2リーグ制後、阪神の新人で先発4番は56年8月7日広島戦の大津、64年9月30日中日戦の富恵に次ぎ53年ぶり3人目。過去の2人は無安打で4番で安打は大山が初。また大山は得点圏打率が3割6分1厘で、得点圏30打席以上ではチームトップ。初めての4番でも勝負強さを発揮した。