広島が2年連続8度目のリーグ優勝を果たした。球団の歴史は以下の通り。

 広島は2リーグ制となった1950年に発足し、セ・リーグに参入した。親会社はなく「市民球団」として生まれた。68年に東洋工業(現在のマツダ)の松田恒次社長が筆頭株主となり、オーナーに就任。球団名もこの年から「広島東洋カープ」となった。

 初のリーグ優勝は75年。ルーツ監督がシーズン途中で辞任し、古葉監督が引き継いで指揮を執った。79年、80年は2年連続で日本一に輝く。山本浩二、衣笠祥雄らを擁し、黄金時代を迎えて「赤ヘル軍団」と呼ばれた。

 84年に3度目の日本一。86、91年はリーグ制覇したものの、日本シリーズで敗れた。98年以降は15年連続でBクラスと低迷した時期もあったが、13年に野村謙二郎監督の下、リーグ3位に入りCSに初進出した。緒方孝市監督は15年に就任。2年目の16年に25年ぶり、チーム史上7度目のリーグ優勝。そして今季、2年連続8度目の頂点に立った。