ここまで16勝6敗1分けと圧倒していた西武が、ロッテに今季初の連敗を喫した。打線がロッテ先発のルーキー酒居に4安打1失点に抑えられ、完投を許した。

 辻監督は「残念。酒居が今日よかったね。力むことなくスイスイスイスイやられたね。チャートを見てもコースにぴっちり来られて。フォークがストライクを取るところと勝負球と。きっちり放られると打てない。真っすぐも意外とスピンが利いていて(打者が)嫌がっていた」と分析した。

 西武先発の十亀は、1回に先制を許して以降は立ち直り、6回まで踏ん張った。しかし、7回に甘く入ったスライダーを吉田に打たれ、勝ち越し2ランを許した。辻監督は「それまでに点が取れていれば、あいつの気持ちも違っただろうに。打線が点が取れていれば。負けは常に痛いけど、終わったことは反省して」と先を見据えた。