ロッテのドラフト1位履正社・安田尚憲内野手(18)が27日、大阪・豊中市の同校で林球団本部長から指名あいさつを受けた。高校通算65本塁打。球団では86年落合博満以来の本塁打王に期待がかかる。安田も「こだわってやっていきたい」と長所を磨くつもりだ。

 落合の背番号6は、今は井口監督のもの。同監督は「欲しい選手がいれば」といつでも譲る構え。だが、安田は長打力にはこだわるが、背番号はこだわらなかった。林本部長に「どういう選手を目指したらいいと思ってますか」と質問。「求められるものと、自分が思っているものが違うのは良くないので」。球団の答えは、もちろん「ホームラン打者」。両者に違いはない。迷いなくプロに入る。