新任の日本ハム荒木大輔2軍監督(53)が1日、沖縄・国頭の秋季キャンプで指導初日を迎えた。この日発表された背番号は85。早実の後輩・斎藤のブルペンに熱視線を送り、就任会見では「なかなか力を出し切れていないけど、このままで終わってはいけない」と、復活の手助けになることを誓っていた。

 西武、ヤクルトで投手コーチを歴任したが、2軍監督は初めての経験。投手だけではなく、野手にも目を配りながら「居場所を探している状況」ととまどいもある。それでも、栗山監督とは何度も言葉を交わし「風通しをよくして、常に上(1軍)に若い選手を提供できるようにしたい」と見据えた。

 早実といえば、もうひとり。ドラフト1位で入団が確実な清宮がいる。抽選の瞬間はテレビで見ていたといい「不思議な感じ。まさか、と思いました」。評論家としてインタビューした経験もあり、試合は「解説者の中では一番見ているんじゃないか」というほど近くで見てきた選手。2軍監督という立場だけに「あまり僕と関わらず、(1軍の)栗山監督の元でプレーしてくれることを願ってます」と話したが、「会う機会はあると思うので楽しみ」と再会を心待ちにしていた。【本間翼】