西武は18日、宮崎・南郷キャンプを打ち上げた。この日、一番満足したのは、辻発彦監督(59)だった。

 紅白戦を終えると、グラウンドで全選手を集め、訓示。19日に次のキャンプ地である高知に移動し、20日から事実上の2次キャンプが始まる。

 南郷では故障者もなく、無事に全日程を終えた。気温は低い日が多かったが、初日の雨をのぞけば、天気にも恵まれた。「今年のキャンプに入るにあたって、選手1人1人に『課題を持ってやりなさい』と言った。みんな、今年にかける気持ちが感じられたキャンプだった。満足しています。ただ、選手には『これから練習試合、オープン戦がある。特に若い選手はアピールする必要がある。全員、故障者を出さず、開幕に元気に入れるよう、しっかり調整しなさい』と言った」と、満足しつつも、さらなる引き締めを図っていた。