中日の連勝は3で止まった。試合前から雨が降る長野オリンピックスタジアムで、巨人山口俊に牛耳られ、完投を許した。

 3安打。得点は2回の平田の2号ソロにとどまった打線について森繁和監督は「見れば分かるだろう」と悔しそうに話した。

 雨中の戦いのセオリーとして、常にリードを保っておきたいところ。思惑通り、先発の柳は快調に立ち上がり、2回に平田が先制弾を放った。だが柳はすぐその裏、下位打線に3連打を浴びて逆転を許した。「終始、リズムが悪かった。僕のリズムが悪くて攻撃にも影響が出てしまった」と敗戦の責任を背負い込んだ。雨脚は強まらず、9回まで試合が行われたが、打者陣のバットは湿ったままでゲームセットを迎えた。

 長野開催といえば、昨年9月にも巨人と松本市で対戦。そのときは9回に3点差を追いつかれ、延長11回サヨナラ負けを喫した。ナインは試合後、昨年と同様に翌日の開催地・群馬に向けてバスで移動した。