巨人テイラー・ヤングマン投手が投打の活躍で来日3連勝を果たした。

 序盤から落差の大きいカーブで阪神打線に的を絞らせず、三振を量産した。5回に連打と四球で走者をためて2点を失うも、安定感は抜群。中盤以降は最速149キロの直球と130キロ台のスライダーを駆使し、7回を投げて4安打10奪三振の快投を見せた。

 打撃でも4回2死満塁から三遊間を破る2点適時打を放ち、自らを援護した。来日後、3戦3勝は88年のガリクソン以来、球団では2人目の快挙。「30年ぶりの3勝というのは非常にうれしいです。(初ヒットのボールは)取っておきます。カバンの中にしまったよ」とうれしそうだった。