阪神は打線が機能し、長期ロード3連勝だ。1回、ウィリン・ロサリオ内野手が来日初の満塁本塁打を放ったほか、5回には福留、糸井の連続適時二塁打で中押し。救援陣が踏ん張って巨人の反撃をかわした。

 打順の組み替えも的中。5日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)で6番だったロサリオを5番に昇格させ、強烈な先制パンチにつながった。金本知憲監督は「1つ(打順を)今日は上げようかと。最後の土壇場で片岡と話をしてね。結果的に良かったですね」と振り返った。

 前半戦、日本球界の攻めに苦しんだロサリオも浮上の兆し。3日、京セラドーム大阪での全体練習でノックを打つ修正法を採り入れ、その後も継続。この日も自らトスを上げて打ち込んでいた。指揮官は「ノックからじゃないかな。片岡がアレをやらせていて、あれで感触をつかんだんじゃないかな。あれからいいもんな。京セラからな」と目を細めた。片岡ヘッド兼打撃コーチとの二人三脚の練習法も功を奏した。